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糖の話

 

DVDは最初の数分だけみて、後は早送りする。どうせみてもみなくても残りの人生にとっては何も変わらないほどつまらない。面白い映画はそんな見方をしても必ず引き付けられ、最初からちゃんとみてしまう。

ドキュメンタリー映画『あまくない砂糖の話』は最後までじっくりみてしまい、面白かった。

砂糖を好きではなく、砂糖を避けるような食生活をしていたこの映画の監督が、現代人の平均糖分摂取量を摂取する人体実験を自らはじめる。街やスーパーで普通に売っている食品から糖分を摂る、期間は2か月。

アメリカでマクドナルドを食べ続けて太る『スーパーサイズ・ミー』というドキュメンタリー映画があったが、『あまくない砂糖の話』はそのオーストラリア版とうたわれた。普通の大人はマクドナルドをそんなに食べることはないが、糖分は毎日摂る。『スーパーサイズ・ミー』よりずっと興味深くて面白かった。

平均摂取の糖分で監督の体調が悪くなる。それまでの食生活と総摂取カロリーは変わらないのに太っていき、腹が出て、健康診断に引っかかる。

監督の体に糖分が合っていないのがよくわかる。2か月の実験を終えると体は元に戻っていった。

砂糖以外の糖分もどれも体に悪いのだとよくわかった。糖分が脳と体に及ぼす悪影響がわかりやすく描かれている。果汁100パーセントジュースから摂取する糖分を果物を食べて摂取しようとするならば、なかなかそんな量を食べられるものではない。食物繊維などの果物のいいところを捨て、糖分だけをジュースにして一気に摂るなんて異常なことで、根拠なく果汁100パーセントジュースは体にいいと思い込んでいたことに気づかされ、この映画をみてから果汁100パーセントジュースは恐くて飲めなくなった。人類はずっと、生きるために何でもたくさん食べて貴重な糖分を摂取して生き延びてきたのに、突然体調が悪くなるほどの糖分を簡単に摂取できるようになってしまった。体が対応し切れず病気になる。

体が欲しがっている健康にいい食事がある。

脳が刺激を欲しがっているおいしくて健康に悪い食事がある。

それまでの生活を変えるような映画や本に出会うと得した気分になる。生活を変えるほどの刺激を受けたということで、興奮して友達に教えたい

つい健康本を読んでしまうが、最後まで読む本は少ない。どれも話題づくりと本を売ることが一番の目的で、それまでの生活を変えるほどには面白くないから途中で読むのをやめてしまう。

15万部近く売れたという藤田紘一郎『50歳からは炭水化物をやめなさい』はとても面白くてごはんを食べる量が減って体が軽くなって体調がよくなった。

興味を引かれる面白い話が多過ぎて、1冊の本としてはまとまりがなくなって読みづらい。

50歳を過ぎると、糖分はそれほど必要なくなる。ごはんも、パンも、ラーメンも体の中で糖分になってから吸収される。50歳を過ぎると糖分が少なくても平気だから太ったりたるんだり病気になる。50歳を境に、体を動かす体のエンジンが、解糖エンジンからミトコンドリアエンジンに推移し、細胞の中にあるミトコンドリアは糖ではなく酸素で活動するから50歳を過ぎると糖分はあまり必要なくなる。

若い時は糖が必要で、精子も解糖エネルギーで活動するからごはんを食べる。

現代は5人に1人は糖尿病の可能性があるほど糖を摂り過ぎている。

人間の染色体の末端にはテロメアと呼ばれる構造体があり、テロメアの長さは生命誕生時に1万塩基対で、それが年に50づつ減る。5000にまで減ると人間は絶対に死ぬ。100年で5000減る計算だから人間の寿命は100歳までと最初から決定されていて、テロメアを減らさないように体をいたわると最長125歳まで生きられる可能性がある。病気をするとテロメアが短くなるスピードが上がる。内臓の病気をすればその臓器のテロメアが寿命を迎え、その臓器は機能しなくなる。一度減ったテロメアは二度と延びない。

活性酸素が多く発生すると体に悪い。トロメアを短くし、老化の原因でもある。発酵食品は活性酸素をおさえ、広島の原爆被爆者の中で、味噌汁を飲んでいた人は後遺症が軽かったという説がある。

こんな本を読むと納豆を食べたくなるが、ごはんを食べるのが恐くなる。100歳まで生きるのなんて絶対に嫌だが、食べ過ぎず、糖分を摂り過ぎないと体にいい。普通に歩けるうちは健康でいたい。(山田)

 

 

 

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