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長ねぎの問題

 

朝起きると納豆が食べたくなる。

納豆+玉子の黄身+長ねぎ+わさび+タレで食べたい。湯気の立つ炊き立てのごはんに納豆をかけたら味噌汁もすすりたくなる。

歯を磨いて、シャワーを浴びて買い物に出掛ける。

まだスーパーは開店していない。24時間営業のスーパーは自転車で往復30分かかるから、そこまで面倒なことはしたくない。しょっちゅう早朝に買い物に出掛けている。

たまにコンビニに長ねぎが売っていると嬉しい。刻んであるものも売っているが、あれは風味が劣化してうまくない。刻み済みの長ねぎなら入れない。納豆に入れる長ねぎは縦に半分包丁を入れてから自分で刻まなければうまくない。

わさび以外は買い置きできない。量が多過ぎるし、冷蔵庫にあるとなぜか食べない。納豆を食いたいと思った朝、買い物に行くしかない。不思議と夜、納豆を食べたいと思う気にはならない。

牛丼屋の朝定食でもいいが、自分でつくった方がうまいし体にいい。体があたたまる。

味噌や出汁の素は一人暮らしには荷が重いからインスタント味噌汁を2食分鍋に入れ、なんでもいいから野菜と豆腐を煮る。赤だし気分なら永谷園のひるげ、合わせ味噌気分ならあさげ、納豆に入れた玉子の黄身の残りの白身も、ぐつぐつ沸騰した味噌汁の中に入れる。

白身を納豆に入れると、味が薄まるし、水っぽくなるからごはんの底に吸収されていってしまい、見栄えも悪い。食感がなく、さらさらとすぐに食べ終わってしまう。ごはんにかけた納豆の上に七味を振ると色合いが美しく、食欲が増す。

納豆に添付されているからしは入れても変わりがないから無駄な物は入れない。粉からしを練った物なら刺激が増してうまいが、練るのが面倒くさい。

中学生の時、学校帰りに長ねぎの入った袋を下げて歩く私をみて、近所の人に「お手伝い? 偉いわね」とよく声を掛けられ、嫌で仕方がなかった。母が料理をしない人だったので私は小学校1年からずっと自炊だった。今でも長ねぎをもっていると非常に目立つ。私生活をみられているようで恥ずかしい。たまにコンビニで半分に二つに切ってあるものが売られるようになったが、他でもああして欲しい。緑色の部分なんて家に帰って捨てるだけで、私はいつも自分でその場で半分に折ってレジ袋に突っ込む。おばさんが長ねぎを半分に折ってハンドバックに入れる漫画が昔はやったが、あんな姿、誰にもみられたくない。この世で一番重宝する食べ物といってもいいくらい好きなのに目立つからできるだけ買わない。

4時に起きることが多いのでなかなか長ねぎを入手できない。とはいえ、うまい納豆を食べるには長ねぎの代わりが絶対に必要だ。玉ねぎは長く保存できるが、代わりにはならない。玉ねぎはクセが強過ぎる。薬味とはいえず、うまく調和しない。かといって納豆だけでもうまくない。美しくない。キムチは主張が強過ぎ、食感が納豆と違うものとなり、ニンニクのにおいが残り、後味が悪い。

新玉ねぎなら合うが季節が限定されているし、季節になってもコンビニで見掛けることはない。

今のところ長ねぎの代わりができるのは枝豆しかいない。(山田)

 

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