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傑作ドキュメンタリー作品

 

山に飛行機が落ちると、その周りに動物が集まることはなく、離れていく。動物は危険を感じると近寄らない。

人間だけが近づいていく。救助目的だけではなく、興味があって近づいてしまう。みたい。みたくてたまらない。

原一男監督『ゆきゆきて神軍』をユーチューブで少しみたら止まらなくなって最後までみてしまった。パソコン画面で映像をみるのは疲れるから長時間みることはない。映画は映画館か、部屋で寝っ転がってみたいが、『ゆきゆきて神軍』は続きがみたくて最後まで目が離せない。

はじめて原一男作品をみたのはなんとなくツタヤで借りた『全身小説家』で釘づけになった。こういう表現方法があるのをはじめて知ってショックを受けた。知らなかった本当の世界、隠された本当の世界というものに興味が芽生えた。続いて『ゆきゆきて神軍』『極私的エロス』にも釘付けになった。3本とも一瞬も目が離せない。映画をみながら、みてはいけない気分になる。『さようならCP』も興味深かった。

原一男の世界を満喫し、10年ぐらい経ち、内容を忘れかけるとまたみたくなり、『極私的エロス』(1974)『ゆきゆきて神軍』(1987年)『全身小説家』(1994年)をみるが、こういう瞬きもできないような面白い映画をもっとみたい。

原一男が尊敬する田原総一朗がテレビ東京のディレクター時代に撮ったドキュメンタリー番組が『田原総一朗の遺言』全7巻でDVDになっている。その中の「藤圭子」「山下洋輔」「白川和子」「高橋英二」の回が面白い。山下洋輔が学生運動家に囲まれてピアノを弾き、ピンク映画の女優白川和子が老人ホームを訪ねてスケベなおじいさんに乳首を吸わせてあげ、俳優高橋英二がガンになって死ぬ。田原総一朗のドキュメンタリー作品では、少年院から帰った不良少年の社会復帰を描いたものが有名で誰もがみたがるが、DVD化されることはない。この少年から田原は脅され、その一部始終は『小説テレビディレクター』に書かれ、かなり面白い名著となっている。

もう一人森達也監督の作品も釘付けになる。『A』と『A2』でオウム信者の真実を伝える。オウム信者が刑事に公務執行妨害で逮捕されるシーンは恐ろしい。テレビやマスコミの報道とは違うオウム信者と地域住民の友情のような関係に驚く。佐村河内守に密着した『FAKE』も瞬きできないほど面白い。『311』では震災直後の放射能の雨が降る福島県に突入し、宮城県では死体に遭遇し、撮影にきた森監督は遺族たちに怒鳴られる。

みるべきではないような、それでいてみたくて仕方がないから目が離せない。田原総一朗、原一男、森達也の3人にしか撮れない。高齢となった田原総一朗があのレベルのドキュメンタリー作品を撮ることは考えられない。原一男監督が新作ドキュメンタリー映画を発表するとは思えない。森達也監督に期待し、頼むからまた新作を撮って欲しい。

釘づけになるほど面白い作品にはなかな出会えない。3人のような作品に出会いたくてテレビのドキュメンタリー番組も海外のドキュメンタリー映画もチェックし続けている。(山田)

 

 

| chat-miaou | 03:01 |
『FAKE』

 

映画をみることはまずないが森達也監督の『FAKE』はどうしてもみたくなり、開映30分前に映画館に行き、整理券つきの入場券を買った。一番前の真ん中でみた。立ち見は1人で、整理券で満席になると、みな次の回のチケットを買うから混雑はなかった。

佐村河内守は耳が聞こえているのか、作曲能力はあるのか、観客は2時間近くスクリーンから一瞬も目が離せない。守さんが猫を抱き上げると「ニャーン」と嫌がり、守さんが「ゴメン、ゴメン」という。満席の観客全員が(聞こえているのではないか?)と心の中でつぶやく。被爆二世も嘘ではないのか、という疑問に守さんのお父さんが「だって私が被爆者なんだから仕方がない」といって、被爆者手帳をみせて怒る。守さんも怒って、お父さんの話をさえぎる。

森達也監督は守さんが聞こえているかどうかきっとわかっている。森監督と守さんが二人きりになって言葉をかわすと、ハラハラする。こちらもうすうすわかっているのだけれど、ばれそうで恐い。

奥さんの香さんも全てを知っていそうだが、ずっと手話をして守さんに相手の話を通訳している。テレビ報道では香さんのお母さんが「娘は守さんに洗脳された」といっていたが、映画で香さんは「守さんと一緒にいたかったから別れなかった」といって泣いてしまっている。

映画をみているうちに守さんと香さんのファンになってくる。守さんの敵たちに取材を申し込むと断られるから、守さんと香さんを応援したくなってくる。

1970年代ぐらいは有名人のプライベートはあまり詳しく知られていなかったから、守さんみたいに自分を演出する人が多かった。寺山修司は実はなまっていなかったし、ボクシングもそれほど好きではなかったなどという噂もあるほどで、そういう話は無数にあり、どれも本当か嘘かずっとわからない。

全てを知っているであろう香さんは、きっと芸能界はそういうもの、と思っているのではないだろうか。私もそう思っているし、テレビ関係や出版関係や広告関係の仕事をしている人もそう思っている。解釈を広げて演出をして面白くしなければ作品や商品にならず、仕事にならない。

守さんは「実は今は聞こえる」ということなく、聞こえないまま生きていく。もしも、それが演出ならば、私なら耳の奥に綿を入れてカメラが回っている間は常に全く聞こえない状態にする。これなら本当に聞こえないから疑われることもない。映画をみている間、そんなことばかり考えさせられ、ずっと面白くてあっという間に映画が終わってしまった。

ああいう映画なら一日に何本でもみられる。ずっとみていたい。

守さんをネットで調べていたら、みうらじゅん先生が守さんに間違えられた話をしていた。タクシーの運転手に「聞こえるんですね?」といわれた。「長髪にサングラスは俺の方が先だ」ともいっていて、聞き手の高田文夫先生が死ぬほど笑っている。

守さんをインターネットで検索すると、小保方晴子さんがセットのように出てくるが違う。小保方さんは「スタップ細胞はなかったようですが、私の担当した研究や実験では存在していたのです」といってしまえばいいような気がするが、そういわず、研究者の資格も仕事も失ってしまった。

作家の瀬戸内寂聴先生が小保方さんを応援して「またトップに戻ってくる」と断言している。小保方さんは寂聴先生の前で泣いてしまい、「先生、また必ず会ってください」といって寂聴先生とメールアドレスの交換をしている。小保方さんに会った人はみな彼女の魅力にひかれ、好きになってしまうらしい。私も会ったことないのにとっくに小保方さんを好きになってしまっている。小保方さんがかわいそうでならない。ふと気づくと小保方さんのためにしてあげられることはないか考えている。努力して立派に生きて夢をかなえた人が悲しむ姿はみたくない。ムーミンと割烹着とエリート研究者の組み合わせを実現できたのは小保方さんしかいない。

小保方さんは寂聴先生に「小説の書き方を教えてください」と頼み、寂聴先生は「見返してやれ」と応援している。

小保方さんの小説が読みたい。(山田)

 

 

| chat-miaou | 02:02 |
『漂流家族』

 
 

2009年に2週にわたって放送された『ザ・ノンフィクション』の「漂流家族 竹下家の9年」北海道編、埼玉編は傑作だった。

練馬のスナックで出会った二人が同棲、双子の出産をきっかけに結婚、その後、女ばかりの6人姉妹に恵まれる。8人家族は山村留学募集に応募し、北海道の極寒地域である浜頓別町に引っ越す。3年間月3万円の補助金が出て、家賃はただ、その3年の間に浜頓別町に家を建てるのが条件だった。

「よくいえば静かな所で暮らしたい。悪くいえば都会から逃げてきた」

竹下さんは30年ローンで2000万円の家を建てる。ローンの保証人は近所の酪農家である桜庭さんが「町のために」といって引き受けた。

「やっとここまで辿り着いた。俺一人だけだったら家は無理だったかもしれない」

家具も買い替え、桜庭さんが引越しを手伝ってくれた。夫婦で36万円の収入があるが、家と車のローンが18万円になった。

竹下さんは職場でのストレスをかかえるが、職場を混乱させているのは竹下さん自身だと職場に苦情の電話が入り辞職を決意、夫婦で桜庭さんに報告に行く。

「当然、俺が辞めるなということはわかってたよね?」「正直、全然頭になかった」「バカタレが!」

奥さんもとても魅力的で「もっと現実を見れ!」と怒鳴る桜庭さんに「見てます!」と対等に言い返している。

結局この時は辞職を思いとどまったが4年後に辞めた

北海道の家をそのままにして一家で埼玉へ、不動産屋を回ってその日のうちに家を借り、蒲団も冷蔵庫もテレビも電子レンジも一から買いそろえる。

生活に追われるお父さんは常にぶち切れ、お母さんも娘さんたちも、隣の家の人までぶち切れる。ぶち切れているお父さんのTシャツが頭に手ぬぐいをのっけて、茶碗に入浴している目玉おやじなのが非常によくできている。

バックミュージックに流れる美しい音楽が映像と合っていない。ナレーターの山本太郎と原日出子の声が怒りでふるえているように聞こえる。ナレーション原稿にも違和感がある。何もかもが奇跡的に素晴らしい仕上がりとなっている。

北海道の家のローンがそのままで、代わりに払っている保証人の桜庭さんが怒って電話をかけてくるが竹下さんは出ることができない。桜庭さんが北海道から埼玉まで竹下さんにゲンコツを食らわせにやってきて、結局桜庭さんがローンを払い続けて家を処分することになった。

番組はお母さんが失踪するところで終わってしまっている。

続きがみたい。皆さんがその後どうしているのか知りたい。

放送以来ずっと気になって『ザ・ノンフィクション』はすべてチェックしているが続きは放送されていない。「漂流家族」を超える作品もない。

一度『ザ・ノンフィクション』のスタッフに会う機会があり、「漂流家族」について興味津々になって聞くと、続きは撮影されていないらしく、がっかりした。

あんなに面白い作品はみたことがない。テレビでなくてもいい。映画でも、自主制作映画でも、DVDでも、竹下さんの発言をもっと聞きたい。竹下さんの書いた本が読みたい。自伝を出してほしい。作家になってほしい。竹下さんの大ファンになった。竹下さんの生き方をもっと知りたい。(山田)

 

| chat-miaou | 02:01 |
『貧乏心理学者の幸福論』

 

かたっぱしからドキュメント番組を自動録画しているが、ほとんど最初の少しを早送りでみて、消す。どうせ面白くない。

一つだけ、最後まで早送りして、消すことができず、面白そうな場面をみてみると面白くて最初からみはじめ、最後までみて感動し、繰り返し4度みてまだ飽きない。

2016119日放送のNONFIX『貧乏心理学者の幸福論』をみて感動した。

臨床心理士の矢幡洋先生の3人家族が素晴らしい。

とても仲のよい、矢幡先生と娘のエリさん、二人とも、何かに集中して、そのこと以外に目が向かない天才タイプで、二人の自由な生き方をやさしく見守り支え、疲れ果てているお母さんも学者タイプで、3人とも普通と違う。

名場面の連続で、3人それぞれの持ち味が50分という限られた時間の中に凝縮されているからあっという間に見終えてしまう。無駄がないのでもう一度み直したくなる。

矢幡先生は40冊以上の著書があるのに食っていけない。大きく見積もって、1500円の本を4000部発行するとして、印税は160万円、源泉徴収税を1割引かれて54万円。矢幡先生のような真面目な学者が本を書くのは簡単な作業ではない。時間も資料代もかかる。著述業で食べていくのは難しい。1年前に月37万円あったテレビ出演料も月6万円に下がっている。

この番組をきっかけに人気者になって欲しい。矢幡家にはそれほどの魅力がある。

京都大学を卒業し、現在は東大の大学院に通う矢幡先生ほどの有名人なら、大学教授になれそうな気がするのだが、もしも地方の大学に行ってしまうようなことになったら、奥さんや娘さんと離れ離れになりかねない。ファンとしては3人ずっと一緒にいて欲しい。

アイドルを目指している元自閉症のエリさんと矢幡先生の会話が楽しい。ヴォーカル教室の仙台の発表会に出たいが旅費がない。エリさんの希望を聞いた矢幡先生のエリさんに対する愛情に感動する。

「せ…仙台…」「仙台希望してんだよな、私は。卒業旅行も行ってないじゃん」「わかってる、ごめん」「どうなの? お父さん、それ」「じゃあ…」「どうなの?」「仙台の線で考えてみるか?」「考えてみよう!」「うん」

娘がかわいくて仕方がない。娘第一に生きている。娘の希望は全てかなえてやりたい。確かにエリさんは面白くてかわいい。矢幡先生の気持ちがわかる。矢幡先生はやさしい。応援したくなる。

矢幡先生の稼ぎが少なく、お母さんに負担がかかりぶち切れる。お父さんとお母さんがお金のことで延々といい合いをする横で、エリさんは黙々と焼きそばを食べ、きれいになった皿をテーブルに残して姿を消す。

この作品は会話が素晴らしい。お母さんが実家に帰ってしまった後、料理のできないお父さんがそうめんをつくる。

「ちょっとさー」「うん?」「家庭崩壊だよね?」「うん」「いえる? 家庭崩壊って?」「うん、いえると思うよ」

お父さんの目から涙があふれてくる。

「泣いてんの?」

エリさんがお父さんにティッシュを差し出す。

お母さんが帰ってきてハッピーエンドで作品は終わるので嬉しい。お父さんがお母さんを気づかってハヤシライスをつくる。カレーライスとか焼きそばとか、矢幡家の食卓には無駄がない。お皿3皿のみがテーブルに並び、余計なものがないから味だけに集中できる。炭水化物も肉も野菜も1皿にきちんとおさまっている。

復活した夫婦の会話がぎこちない。

「昨日のカレーと比べて少しは進歩がみられるかな? 次はシチューに挑戦かな」「シチューは簡単だよ、ルーを変えれば…」「ああ、そうなの、ふーん」

会話が途切れる。

「最後の晩餐とかいう言葉にしちゃ、ハヤシライスか…」

意味不明な場違いなお父さんの発言にお母さんは何も答えることができず、エリさんが答える。

「最後なわけないじゃん」「まー、そうだけどさ…」

こういう貴重な記録映像は続きを撮り続けて欲しい。(山田)

 

| chat-miaou | 01:01 |
腰痛対策

 

ここ10年腰痛を起こしていない。

十代で初めてぎっくり腰をして以来、腰痛がクセになり、年に3度ほど、特に冬、腰痛を起こした。

電気毛布をつかうようになって腰痛を起こさなくなった人がいる。電気カーペットをつかうようになって腰痛を起こさなくなった人もいる。

血行と関係がある。

冬は体が冷えて血行が悪くなる。血管が縮まる。筋が縮まる。

体が硬くなる。

冬の朝、かがんだ時に突然、ギクッと腰痛を発症し、それから3日は痛みに苦しみまともに歩けないが1週間ぐらいかけて徐々に治っていき、そのうち腰痛であったことも忘れていく。病院に行かなくてもなんとか治る。そんな繰り返しだった。

腰痛を克服した人と話しをした。仕事中に年に一度ぐらいぎっくり腰を起こし、いつ腰痛がくるか怯えていた。彼も現在、毎朝腰を左右にひねって筋を伸ばしているという。筋を伸ばす体操をはじめてから6年間、腰痛を起こすことなく、もう二度と起こさない自信があるという。

私も毎朝必ず、ラジオ体操の腰を左右にひねる体操を50往復する。できるだけゆっくり、できるだけ大きく腕を左右にふり、その後、腕をぐるぐる回して肩の筋もほぐすから肩こりもない。毎朝、上半身の骨がポキポキと、ボキボキと鳴る。あの音が体の硬さの正体で、鳴り終えるとつっかえがなくなったように体がよく伸びるようになる。2分かかるから毎朝やるのはかなり面倒だが、やり忘れた時は出掛け先のトイレの個室に入って腰の筋を伸ばす。過去、何十回も腰痛に苦しんだが、これだけでここ10年、一度も腰痛を起こしていない。

本格的にヨガをやっている人は腰痛を起こさない。筋という筋が伸びているので常に血行がよく、脂肪がつかないという。

50歳を過ぎたら誰でも歯が抜ける。面倒だが、毎朝3分かけて糸ようじと歯間ブラシもつかって歯磨きし、歯医者に定期健診に行って歯垢をとってもらうと、いつまでも抜けない。

60歳を過ぎると誰でも風呂場で転ぶ。湯船をまたぐ時に足がひっかかり転倒する。頭を打って風呂場で死ぬ人も多い。正座をしてそのまま横になると腿の筋が伸びてかなり痛い。ヨガの超初級でかなり痛いが数日やれば筋がよく伸びて気持ちよくなる。足がよく上がるから風呂場で転倒しない。(山田)

 

 

| chat-miaou | 02:01 |
勃起薬

 

はじめてシマヘビを食べた翌日、ずっと勃起していた。まず、店の人がこれから食べるシマヘビを私の腕にからませくれて頭を切り、生き血を焼酎に入れて飲み、動いている心臓を取り出して手の平にのせてくれ、それを飲み込み、続いて肝臓も取り出して飲み込んだ。今まで体に入れたことのない食べ物が体に作用したのだと思う。

焼肉が効いたこともある。

メロンが効いたという人がいた。こちらは根拠がない珍しい話だが、それを聞いた私も効いた。

食べ物はある程度は効くのだろうがその日の体調の方が大きい。

絶対効くのが薬で、おじさんになったらもしものチャンスのためにもっていた方がいい。

薬は恐いからちゃんと処方してもらう。需要が多過ぎて、今では問診で簡単に処方してくれるところも増えてきているらしい。

私はちゃんと病院で処方してもらった。

血管を広げて血流をよくする効果があるので死亡事故も多いため、人からもらったり、あげたりしてはならない。

泌尿器科の先生を取材した時、超簡単な3分ほどの問診をして売ってもらった。

さらに自分でも興味があったので近所の泌尿器科を受診してみると前立腺がんを疑われ、肛門に指を入れられ痛かったがおかげで多めに薬を処方してもらえた。

「相談は多いですか?」

「多いです。誰でもすることですから」

「何歳ぐらいまでできるんですか?」

「私の患者さんの中では90歳を超えている人もいます」

深く考えさせられた。

バイアグラが有名だが、他にレビトラ、シアリスという薬がある。

●バイアグラ

・飲んで1時間で効果が出て勃起しやすくなる。

・効き目は4時間。

・空腹時に飲む。食後では効き目が薄まる。

・薬の大きさによるが一錠2000円しないくらい。

●レビトラ

・飲んで1時間で効果が出て勃起しやすくなる。

・効き目は4時間。

・食後でもOK

・薬の大きさによるが一錠2000円しないくらい。

●シアリス

・飲んで3時間で効果が出て勃起しやすくなる。

・効き目は36時間。

・食後でもOK

・常用者は週末に飲んで休日のセックスを楽しむ。

・薬の大きさによるが一錠2000円くらい。

 

ずっと立ちっぱなしというものではない。刺激を受ければ立つ。軽い刺激で立つ。肉体的刺激で、触っていればすぐ立つ。面白いほど立つから自信がつく。過去の体験や、好きなアダルトDVDを思い出すだけでもすぐに立つ。中学2年生の時みたいに、テレビで少しでもやらしいシーンをみると立ってしまう。好きな女性を思い出しても立つ。射精してもまたすぐ立つから恐くなる。

私はレビトラとシアリスをためした。副作用としてはどちらも薬が効いている間は顔が勃起したように少しはれぼったくなる。頭痛がするという人もいる。

それぞれ錠剤の大きさに種類がある。錠剤が大きければ大きいほど効く。効き過ぎるから一錠をカッターで半分に切って飲む人が多い。

レビトラは1晩だけの効き目だった。

一番効く大きいシアリスを飲んだら1週間勃起しっぱなしで、面倒くさくて早く効き目が消えて欲しかった。何回でもできる。若い時よりもできる。若者よりもできる。

酔っ払っていても効く。過去を振り返ってみるともっと早く入手しておきたかった。これらの薬にもっと早く出会っていたら違う人生になっていたような気がする。(山田)

 

 

| chat-miaou | 01:01 |
ハル・ベリーのラジー賞

 

最高の映画を選ぶアカデミー賞の前の日に最低の映画を選ぶゴールデンラズベリー賞(ラジー賞)がある。

最低だといわれた映画スターたちはもちろんこんなふざけた賞の受賞を無視するが、2010年にはサンドラ・ブロックが会場で抗議のスピーチをして会場がわいた。最低主演女優賞をもらった『ウルトラ I LOVE YOU!』のDVDを大量にもってきてみなにもう一度きちんとみて考えを改めるように訴えた。そしてサンドラ・ブロックはラジー賞翌日のアカデミー賞で『しあわせの隠れ場所』によって主演女優賞を受賞した。サンドラ・ブロックの『ゼロ・グラビティ』の出演料は70億円、アメリカってすごい。

2005年の最低主演女優賞は『キャットウーマン』のハル・ベリーで、彼女も寒々しいラジー賞の会場に現れた。ハル・ベリーは2001年に『チョコレート』でアカデミー賞主演女優賞を受賞している。アカデミー賞の時に泣きじゃくった自分をパロディにして、会場を爆笑の渦とさせている。『キャットウーマン』をこきおろし、マネージャーにちゃんと脚本を読むように念を押し、最低の映画をともにつくった仲間たちに感謝の言葉を捧げている。

さんざん会場をわかせ、そして「ジョークはここまで」として、突然まともなスピーチがはじまる。

「母から、負け犬となり批判から学ぶことができない者は勝者にはなれないと教わってきた。だからここにやってきたような気がする。ミスUSA大会で負けた時、私は隣の女をはりたおしたかった。今もあの時と同じ気持ちだが、私はそうはしない。母に教わったように、堂々と。批判を受け止め教訓とします。そしてあなたたちには二度と会いたくない」

こんな感動的なスピーチはなかなかできない。心をわしづかみにされ、ハル・ベリーのファンになった。こんな時は決まって表情がいい。声がいい。色っぽくてかっこよくて優雅でかわいい。客席も大喜びで会場が一体となって盛り上がっている。全てがそろっている。彼女の映画をもっとみたくなる。ラジー賞で一気に好感度を上げてしまうなんて誰も考えつかない。アカデミー賞の受賞スピーチよりも100倍よかった。(山田)

 

 

| chat-miaou | 03:01 |
植木等とジョー・ストラマー

 

イギリスに留学中の女子学生が学校を辞め、親からの仕送りを止められた。勤めているパンクロッカーが集まるバーで同僚からのいじめに会い、店も辞めたくなった。

嫌な同僚に露骨な意地悪をされ悔しくて耐え切れず、店の裏口に出て階段に座り込んで泣いていると肩を叩かれ、振り向くとそこにジョー・ストラマーが座っていた。

「全部みてたよ、次の仕事先は俺がみつけるから心配するなよ」

ファンにやさしかったジョー・ストラマーはできるだけレコードを安くするために印税契約を拒否したという。海外から逃げてきたファンをかくまうために入籍してあげたという。だからずっと貧乏で正式な結婚もできないでいたという。本当かただの伝説かわからないが、ジョー・ストラマーにはそんな話が無数にあり、泣きながらジョー・ストラマーへの感謝を語る人が多い。悪くいう人はこの世にいない。

日本にも同じリーゼントのミュージシャン植木等がいる。

付き人だった小松政夫は植木さんの話をする度に感極まって泣く。

小松政夫が植木等を乗せて運転していると突然いわれた。

「明日からもう来なくていい。給料もマネージャーも、全部俺が決めてきた」

驚いた小松は涙が止まらなくなってしまい運転できなくなり車を止めた。植木さんがやさしくてかっこよくて別れるのも嫌だった。

数分泣き続けている間、植木は何もいわずに待っていてくれた。

「別に急がないけど、そろそろ行くか?」

植木さんは小松がそれまで所属していたプロダクションの幹部を呼び集めた。

「小松は辞めて独立するけれど、もし、お前らが干すとか意地悪するとかいうことがあったら俺が承知しないからな」

たぶん羨ましいのだと思う。こういう人に憧れている。強い成功者が後輩を思いやって行動する姿に感動する。植木等もジョー・ストラマーも内面が顔に出ている。植木映画をみる度にジョー・ストラマーを思い出す。かっこいいだけでなくやさしい顔をしている。みればみるほど好きになる。知れば知るほど好きになる。電車に乗っていて植木等とジョー・ストラマーのことを考えているだけで涙が出てくる。誰かに二人の話をしながら涙が出てくる。二人がこの世にいないというだけで悲しくなる。(山田)

 

 

| chat-miaou | 01:05 |
人気者の死に方

 

ガンズアンドローゼスのアクセル・ローズは今でも人気だが、天才は若い頃に完璧に完成されていた。声、唄い方、歌唱力、容姿、センス、全てが揃い才能が爆発した。もし、あのまま、若いうちに死んでいたら今よりもっと人気があるような気がする。この世にいないのに勝手にCDが売れ続け、Tシャツが売れ肖像権の価値も上がっていく。今は太ってしまい、かっこよくない。苦しそうで歌もあまりうまくないように聞こえる。テレビに映ってもチャンネルをかえてしまう。

家族が生きているうちは悲しみがともなうが、スーパースターの場合、若くして死んでしまって人気が高まるケースがある。大スターとファンは基本的に直接会うことはないから、実際は生きていても死んでいてもわからない。本当は知らない人同士でどうでもいい存在のはずなのに、才能のない凡人は才能ある天才に憧れ、金を払ってまで応援したくなる。

死んでからも権利は残る。家族や大切な人たちのことを考えれば自分の商品価値が高いまま死んでいきたい。名前を残すと遺族にいつまでも印税が振り込まれ、死んでしまった夫や親の偉大さをあらためて実感するらしい。

ジェームス・ディーン(24歳)、夏目雅子(27歳)は死後、輝きを増し続けている。死んでからも写真集が売れ、グッズが売れ、イベント行事に人が集まり、肖像権の価値が高まっていく。長生きして駄作にたくさん出演していたら今の人気を維持できるかどうかわからない。

三島由紀夫(45歳)は欠点をみせることなく自分の魅力を全て発揮し尽くしてから自殺し、誰もが憧れる天才の代表となった。

ジョン・レノン(40歳)、夏目漱石(49歳)のように長生きしたら絶対、さらに実績を残したであろう人もいる。

植木等(80歳)はハゲてしまったが最後までかっこよかった。死後、偲ぶ会でテレビ出演時の映像が流され、植木が画面に向かって軽く別れの挨拶をして、とても感動的だったという。

体の弱かった渥美清(68歳)の晩年の作品は声が出ていないから痛々しい。

毎日のように有名人の転落人生がテレビで放送されている。周囲をみても転落人生は普通なので共感できるし興味深い。高齢化で不景気だから、病気になり貧乏になるのが普通になっている。

主演レベルの俳優が、歳を取って仕事がなくなる。一番多くCMに出ていた人気女優が、歳を取ると仕事がなくなるのだから現実は残酷だ。華やかにみえる人気者たちも貯金をしておかなければ確実に貧乏になる日がやってくる。

普通、歳を取るのは辛くて悲しいことだから、早めに死んでしまうのは特別悲しいことではない。数十年後には誰もが必ず死んでいる。長生きしてしまった老人は、仲間が次々死んでいくと、自分が最後になるのを恐れるようになる。注目されたまま、みなに惜しまれながら死んでいくのはかなり難しい。(山田)

 

 

| chat-miaou | 01:04 |
人気者の生き方

 

ボブ・ディランはノーベル賞を取った時、なかなかコメントを出さなかった。ファンは受賞を辞退するのではないか、と密かに期待したが、結局受賞した。ボブ・ディランも周囲のスタッフも最後まで受賞を辞退するかどうか迷っていたのではないか。ファンや世論の反応をみながら、どちらがよりボブ・ディランのイメージをよくするか考える。どちらの方が話題になりCDがさらに売れるか考える。あそこまでの大スターならどちらにしても人気がなくなることはないが、ノーベル賞も人気に拍車をかけるチャンスになる。ボブ・ディランであることの権利をもっているボブ・ディラン自身が大スター・ボブ・ディランを客観視して演出する。

1980年代まではテレビ出演を絶対に断る日本人ミュージシャンが多かった。その方が貴重さが増してレコードがより売れた。テレビにたくさん出て人気が高まり、コンサート会場を満員にするやり方もある。それぞれが戦略を考えている。

1990年代に景気が悪くなるとCDが売れなくなり、それまでテレビに出なかったミュージシャンもみんな積極的にテレビやCMに出るようになった。今はその方が稼げる。そうしないと家族やスタッフを養っていけない。

一度スターになってしまったら、そのままスターでいた方が生きやすい。引退して普通の生活に戻った人も、しばらくすると復帰したくなる。完全な一般人には戻れない。知らない人が自分のことを知っているから恐くて家賃の高い安全なところに住む必要があり、いちいち金がかかる。普通の仕事をしていてはそんなにたくさん稼げない。

完全に忘れられ人気がなくなってしまっては他の普通の職業を選ばなければならなくなる。最終目標が金メダルだったスポーツ選手の真の最終目標は引退後のテレビコメンテーターだったりする。一流アスリートは頭もいい。もちろん引退後の生き方も考えているが、あまり現実的に正直に話していては人気がなくなる。夢と希望のイメージを決して忘れてはいけない。夢と希望に凡人たちがついてくる。純粋に好きではじめたスポーツも飛び切り才能のある人にとっては職業となる。アスリートも家賃を払い、家族を養い、税金を払っていかなければならない。自分に投資し栄養のあるものを食べなければ敵に勝てない。そのためにはできるだけ高い契約料、出演料が必要になる。

落語家・林家三平(1925-198054歳)に関する映像と音声が少な過ぎる。三平よりもずっと古い古今亭志ん生(1890-197383歳)の音声が膨大に残されているのだから三平のものもあるはずなのに、どこかにしまいこまれている。残された人たちが一族の戦略として厳しく管理しているのかもしれない。ファンが三平を求める思いが三平の価値を高める。偉大なる林家三平が忘れ去られることは決してないので永遠に再評価が繰り返される。早くもっと映像と音声を公開して欲しい。現在、ビデオ2本とCD3枚しか存在せず、しかもそれらは全て廃盤となっているなんて悲しい。

テレビと違って実際は悪人でもかまわないのだが、会ってみると人気者たちはみんな礼儀正しくていい人たちばかりで、ファンを裏切らない。契約書が必要な社会が完全にできあがっているからいい人でないと契約できない。アウトローは契約違反でテレビに出ることができなくなり、芸能活動を続けていくことができない。悪いイメージでは方々から苦情がくる恐れがあり危険で契約できない。問題を起こされて億単位の損失が出ることもある。取引実績の少ない小さい事務所では、もしもの時に違約金を払う力がないから簡単に契約できない。

テレビ番組の司会をテレビ局のアナウンサーがすることが多くなった。景気が悪いと予算が減り、人気司会者に払う高い契約料が削られる。番組で契約する出演者の人数を減らし、スタジオと現場リポートを分業するのをやめる。コーナーごとに班に分かれて分業するのもやめる。出演者自ら現場に出てリポートもこなし、ナレーションも外注することなく、出演者がこなす。人気者たちが限られた仕事を取り合う形となるが、実績、営業力、人脈がある大手事務所に所属する同じ芸能人ばかりが繰り返しテレビに映る。以前はあまり出演しなかった地方テレビ局にまで大手事務所が営業に回るようになった。

どの業界も仕事のある人とない人がはっきり分かれ、それでいて全体の収入が減り続けているのだからどうにもならないことばかりで、後はもう後悔しないように自分の好きなように生きていくしかない。(山田)

 

 

| chat-miaou | 01:03 |